高尾山で片道1時間のお気軽登山・一汗かいたら温泉でさっぱり
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高尾山で片道1時間のお気軽登山・一汗かいたら温泉でさっぱり

首都圏にお住いの人にはなじみ深い高尾山。アクセスが良く、日帰りで登山を楽しめるとあって人気のスポットとなっています。今回は高尾山の見どころと基本情報をご紹介します。


目次


登りやすい!高尾山は標高599mの山

標高472mまではケーブルカーもしくはリフトを利用でき、その後山頂までは大人の足で1時間程度の道のり。登山用品を買い揃えなくても、観光気分で気軽に登ることができます。

ケーブルカーもしくはリフトで標高472mへ

麓から標高472mまではケーブルカーやリフトを利用すれば、登山の時間を短縮できます。もちろん足で登ることも可能ですが、その場合は+1時間程度の時間を見込んでおきましょう。

ケーブルカーとリフトは好きなほうを選択できます。どちらを選んでも運賃は同額です。ケーブルカーのほうが早く到着できますが、筆者は断然リフトをおすすめします。

リフトで上っていく様子
リフトで上っていく様子

リフトは2人乗りで、片道12分です。木々の緑の中を、風を感じながら上がって行きます。ゲレンデのリフトと同様に地上からかなりの高さにあるにもかかわらず、シートベルトもなく、足をぶらぶらさせながら移動するのでちょっとしたスリルもあります。

土日・観光シーズンにはカメラマンが写真を撮ってくれます。カメラマンがいる手前には看板が立っていますので見逃す心配はありません。撮ってもらうだけなら無料です。出来上がりを見て、気に入った場合は購入しましょう。

頂上までは大人の足で1時間程度

高尾山の登山コースの特徴は歩きやすいこと。観光向けの1号路(表参道コース)はきれいに整備されています。登山靴は特に必要なく、子ども連れであったとしても登りやすいでしょう。

歩きやすい道
歩きやすい道

ケーブルカー・リフトを降りてから山頂までは大人の足で1時間程度の道のりです。山頂に着くころには心地よいと感じるくらいの汗をかいているはずです。

山頂まであと少し
山頂まであと少し
山頂から見える景色
山頂から見える景色

山頂での景色を心ゆくまで楽しんだ後は、お茶屋「曙亭」でひと休みするのもおすすめです。蕎麦をはじめ、味噌田楽、おでんなどの軽食、アルコールをいただくことができます。乾いた喉を潤してくれる生大ジョッキや生中ジョッキは堪らないですね。

高尾山の見どころ

高尾山薬王院(高尾山薬王院有喜寺)

標高500m地点にある高尾山薬王院は真言宗智山派の大本山のひとつです。不動明王の化身である飯縄大権現(いづなだいごんげん)と、飯縄大権現の眷属(随身)である天狗を祀っています。ご利益は開運・厄除けと言われています。

観光向けの1号路は「表参道コース」とも呼ばれているように、高尾山薬王院を参拝し、境内を抜けていくコースです。高尾山薬王院の境内は広く、お堂や護摩受付所のほかにも売店が並びます。参拝するだけでなく、お土産を買ったり、お団子を食べたりと休憩しながら進むとよいでしょう。

大天狗
大天狗

休日に行列ができるのが「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」です。願い事が叶うように念じながら「願叶輪潜」をくぐり、大錫杖(だいしゃくじょう)を鳴らして祈りましょう。

願叶輪潜
願叶輪潜

本堂の参拝ができたら、階段を上って本社・奥の院、浅間神社を参拝しましょう。そのまま上へとつながる道を進むと山頂に至ります。

階段の先には本社・奥の院
階段の先には本社・奥の院

山門近くの護摩受付所でご朱印をいただくのもよいと思います。参拝ルートと逆方向にあるので、お帰りの際でOKです。オリジナルのご朱印帳は高尾山の紅葉と天狗を配したデザインです。赤色と黄色があり、それぞれ大天狗と小天狗が描かれています。美しいちりめん織の帳面は、大切な人とペアで持ちたくなります。気に入った人はお受けしましょう。(各1,800円)

高尾山ビアガーデン(期間限定)

標高488m地点では夏から秋にかけて2時間制食べ飲み放題のビアガーデン「高尾山見ビアマウント」を開催しています。2020年は7月1日(水)〜10月15日(木)の開催です。

常時30種類以上用意された和洋中の料理をいただくことができるとあり、店前はいつも大行列となっています。

ビアガーデン(写真はイメージ)
ビアガーデン(写真はイメージ)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年より席同士の間隔が開いており、会場内の席は屋内・屋外合わせて200席ほどとなっています。

予約しなくても入場することはできますが、かなりの混雑が予想されます。平日は4名以上、土日祝は10名以上で予約を受け付けてもらえます。電話やWebサイトで、できる限り予約をしていくとよいでしょう。

■高尾山ビアマウントの基本情報

開催期間2020年7月1日(水)〜2020年10月15日(木)
営業時間毎日13:00 ~ 21:00(ラストオーダー20:45)
料金2時間制 食べ・飲み放題

男性 3,900円
女性 3,700円 
シニア男性(65歳以上) 3,600円
シニア女性(65歳以上) 3,400円
中学生 2,500円
小学生 1,500円
幼児 (3歳~小学生未満) 500円

※料金は税込みです
※シニア料金での利用にあたっては年齢確認ができる証明書が必要です
入店方法予約していない場合は、当日整理券を受け取り、記載された番号順に入店します。配布場所はビアマウント会場の入口階段下です。
予約方法平日4名以上、土日祝は10名以上の場合は、電話または公式Webサイトで席を予約することができます。

・電話で予約する場合
高尾山ビアマウント直通番号
0426658010(受付時間: 9:30 ~ 20:00)

・Webサイトで予約する場合
公式Webサイトで予約する

その他詳細は高尾山ビアマウントの公式Webサイトでご確認ください。

下山後は温泉へ

最寄り駅である京王線高尾山口駅の隣には日帰り温泉施設「京王高尾山温泉 極楽湯」があります。高尾山でかいた汗を洗い流すのにぴったりです。

下山中に思い立って、手ぶらで訪れても問題なし。シャンプー・リンス、ボディーソープは備え付けがあり、タオルは有料で販売・貸し出しをしています。

京王高尾山温泉 極楽湯の基本情報

■京王高尾山温泉 極楽湯の基本情報

営業時間8:00~23:00(最終入館受付 22:00) 年中無休
平日料金大人(中学生以上):1,000円(税込)
子供(4歳~小学生):500円(税込)
回数券:10枚綴り 8,000円(税込)
土日祝日・繁忙期料金大人(中学生以上):1,200円(税込)
子供(4歳~小学生):600円(税込)
回数券:10枚綴り 8,000円(税込)
タオル販売フェイスタオル 200円
レンタルバスタオル 200円
タオルセット 350円
所在地京王線高尾山口駅の隣にあります
〒193-0844 東京都八王子市高尾町2229番7

高尾山の基本情報

高尾山山頂までなるべく楽に登るのであればケーブルカーもしくはリフトを利用してください。運賃は同額でお好きなほうを選べます。少し割高にはなりますが、切符は片道ずつ購入できます。ケーブルカー・リフトの両方に乗ってみたい人は、行きと帰りで別々に切符を購入するとよいでしょう。

最寄り駅は高尾山口駅

最寄りの高尾山口駅へは、京王線が便利です。京王線新宿駅から高尾山口駅まで1本で到着することができ、特急や準特急であれば乗車時間は約1時間です。

JR中央線をご利用の場合は高尾駅で京王線に乗り換え、高尾山口駅で下車してください。

標高472mまでケーブルカーを利用する場合

高尾山口駅近くのケーブルカー清滝駅(標高201m)からケーブルカー高尾山駅(標高472m)までは片道約6分です。リフトよりも始発の時間が早く、終発の時間が遅いという特徴があります。特にビアガーデン「高尾山ビアマウント」の営業期間中の終発は21:15まで延長されます。

■高尾登山電鉄ケーブルカーの基本情報

運賃大人:450円(片道)、950円(往復)
小児:250円(片道)、470円(往復)
乗車時間片道6分
時刻表始発:8:00
終発:月によって変動あり。最も遅い月で18:30
15分間隔で運転します。
詳しい時刻表は高尾登山電鉄公式Webサイトでご確認ください。

標高472mまでリフトを利用する場合

高尾山口駅近くのリフト山麓駅(標高201m)からリフト山上駅(標高462m)までは片道約12分です。1度に135人まで運ぶケーブルカーに比べ、リフトは2人きりで乗れるのが魅力的です。ケーブルカーよりも終発の時間が早いので、山麓駅で往復券を購入する場合は注意しましょう。

■高尾登山電鉄リフトの基本情報

運賃大人:450円(片道)、950円(往復)
小児:250円(片道)、470円(往復)
乗車時間片道12分
時刻表始発:9:00
終発:月によって変動あり。最も遅い月で16:30
詳しい時刻表は高尾登山電鉄公式Webサイトでご確認ください。

高尾山の天気

お出かけ前は高尾山の天気を確認しましょう。tenki.jpには翌日の天気予報、先の9日間の天気予報が掲載されています。

晴のち雨の予報なら雨がっぱを持っていくと安心です。

tenki.jp「高尾山の天気」はこちらでご確認いただけます。

皆さんもぜひ高尾山登山を楽しんでください。