【箱根旅行】元箱根エリアのおすすめ観光スポットをご紹介
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【箱根旅行】元箱根エリアのおすすめ観光スポットをご紹介

※2021年4月10日更新

首都圏にお住いの人にとって身近な旅行先である箱根。箱根は意外と広いので、電車で訪れる際には特に観光したいエリアを決めておくとよいでしょう。

今回は芦ノ湖のすぐそば、元箱根エリアのおすすめ観光スポットをご紹介します。元箱根エリアは箱根湯本駅からバスで約40分の距離にあります。


目次


パワースポットとして有名な箱根神社

箱根神社は箱根大神を祀り、交通安全・心願成就・開運厄除のご利益があると言われる神社です。古くは源頼朝はじめ、北条氏や徳川家康など武士の信仰を集めました。現在も「関東のパワースポット」と言えば必ず名前が挙がる神社です。

箱根神社の鳥居
箱根神社の鳥居

緑が多い神社で、境内を歩くのが気持ちよいです。

階段の先に見える第五鳥居
階段の先に見える第五鳥居

箱根神社本殿のすぐ隣には九頭龍神社新宮があります。九頭龍神社新宮は縁結びのご利益があると女性に人気の神社です。縁結びのほかにも、開運隆盛・金運守護・商売繁盛のご利益があるとされていますので、箱根神社と合わせて参拝(両社参り)するとよいでしょう。

箱根神社本殿
箱根神社本殿

箱根神社には箱根の伝統工芸である寄木細工の御守りがあります。幸せを引き寄せる幸福御守(1,000円)と男女ペアで身に着ける和合御守(1,500円)です。他の神社ではあまり見かけない美しい御守りなので、気に入った方はお受けしてください。

箱根神社・九頭龍神社新宮ともに参拝の後は「平和の鳥居」の前で写真を撮りましょう。参拝客に人気で鳥居の前にはいつも順番待ちの長い列ができていますが、並んででも写真を撮るのをおすすめしたいスポットです。美しい写真を撮るためには、なるべく奥の芦ノ湖に近い位置に立つのがポイントです。

芦ノ湖に立つ平和の鳥居
芦ノ湖に立つ平和の鳥居

箱根神社の基本情報

参拝時間24時間
札所(御守所)は8:00〜17:00
宝物殿は9:00~16:30 (入館は16:00まで)
参拝料金無料
アクセス箱根登山バス「箱根神社入口」バス停で下車し徒歩約10分
所在地〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1

→お時間があれば箱根神社の奥宮である箱根元宮に参拝するのもおすすめ!詳しくは記事をチェック

→箱根をお得に移動するなら箱根フリーパスが便利「箱根フリーパスのお得な使い方!新宿からの日帰り旅行プラン・モデルコース」をチェック

季節の花々を見られる恩賜箱根公園

恩賜箱根公園は芦ノ湖に突き出た半島にあり、明治から大正まで皇族の避暑地であった箱根離宮と庭園の跡地です。当時の建物は現存しませんが、富士山と芦ノ湖、季節の花々による美しい景色を眺めることができます。

中央園路に咲く桜
中央園路に咲く桜

恩賜箱根公園の特徴は富士山と芦ノ湖、季節の花々や紅葉を同時に1枚の写真に収められる点です。高台にある中央広場まで上ると絶好の写真撮影スポットがあります。

春には桜、富士山、芦ノ湖
春には桜、富士山、芦ノ湖

1年通して様々な花々を見ることができるので、いつ来ても新鮮な気持ちで園内を散策できます。園内は綺麗に整備されており、入場無料の公園と言えども大変おすすめです。

オオシマザクラ
オオシマザクラ

■園内で見られる花と見頃の目安

アケビ3月下旬
マメザクラ4月下旬
オオシマザクラ4月下旬〜5月上旬
ミツバツツジ4月下旬〜5月中旬
タマアジサイ7月
ヒメシャラ7月
ヤマユリ7月下旬〜8月上旬
ギボウシ7月下旬〜8月上旬
モミジ紅葉11月

散策に疲れたら中央広場にある湖畔展望館で休憩しましょう。湖畔展望館では茶処での飲食やトイレ休憩が可能となっています。

中央広場にある湖畔展望館
中央広場にある湖畔展望館

湖畔展望館2階のバルコニーからは芦ノ湖をより見渡すことができるので、ぜひ立ち寄ってください。

湖畔展望館2階のバルコニーからの眺め
湖畔展望館2階のバルコニーからの眺め

恩賜箱根公園は総面積15.9haと広いので、中央門から入り、中央広場を目的地とするのがおすすめです。時間に余裕がある人は公園内をのんびり1周するのもよいでしょう。「塔の鼻広場」や「弁天の鼻展望台」、ヒメシャラ林も美しいです。

恩賜箱根公園の基本情報

入園時間24時間
(湖畔展望館の開館時間は9時~16時30分)
入園料金無料
アクセス箱根登山バス「恩賜公園前」バス停で下車
所在地〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根171

その他詳細は恩賜箱根公園の公式Webサイトでご確認ください。

歴史を学べる箱根関所

箱根関所は、箱根関所跡地に江戸時代後期の様子を復元した施設です。当時の技法を用いて復元された建物の中には、役人や旅人をイメージした人形が配置されています。

入り口は京口御門
入り口は京口御門

人形は全体が灰色の「シルエット展示」です。人物については詳細がわかっておらず、史実と異なったイメージを与えることがないように、あえて灰色にしているそうです。

面番所の様子
面番所の様子

最初は違和感があるかもしれませんが、ぜひ人形の表情をじっくり見てみてください。とても表情豊かにつくられていることがわかります。

特に人見女に髪の中を調べられている出女(江戸から出ようとしている女性)の顔を見ると、彼女の不安な気持ちが伝わってくることでしょう。江戸幕府が全国に設置した50の関所の中でも、交通の要所だった箱根関所は特に厳しい取り調べがおこなわれていたと伝えられています。

人見女が出女の髪の中を調べる様子
人見女が出女の髪の中を調べる様子

建物は外観だけでなく、内装や調度品も丁寧に復元されています。その場にたたずむと当時の関所の雰囲気を感じ取れると思います。獄屋(いわゆる牢屋)では、罪人気分を味わいながら記念写真を撮るのがおすすめです。

獄屋で写真を撮った極悪人の皆さんの楽しそうなお顔をflickrでぜひ見てみてください。

一通り人形を見たら復元された見張り小屋・遠見番所を見に行きましょう。急な階段を上った先では富士山と芦ノ湖を眺めることができます。

遠見番所への階段
遠見番所への階段
富士山と芦ノ湖
富士山と芦ノ湖

箱根関所の基本情報

開館時間9:00〜17:00(3月1日〜11月30日)
9:00〜16:30(12月1日〜2月末日)
入館料金大人:500円
小人(小学生):250円
アクセス箱根登山バス「箱根関所跡」バス停で下車
所在地〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根1

芦ノ湖を遊覧する箱根海賊船

箱根海賊船とは海賊船風の観光船です。元箱根港から対岸の桃源台港まで、芦ノ湖を渡ることができます。大涌谷まで行く方は桃源台港で下船することになります。もちろん、元箱根港に戻ってくることも可能ですので、スケジュールに応じて利用しましょう。

海賊船風の見た目
海賊船風の見た目
ビクトリー号に乗船
ビクトリー号に乗船

乗船したらしばし船の旅を楽しみましょう。片道約30分です。箱根神社の「平和の鳥居」を芦ノ湖側から眺めたり、すれ違う船に手を振ったりとのんびり過ごしてください。甲板に出ると、汗ばむ程にあたたかい日差しを浴びることができます。

芦ノ湖から見た平和の鳥居
芦ノ湖から見た平和の鳥居

船上でのショーや、展示などは用意されてはいません。しかし、交通手段としては特別感があるので乗ってみるとよいと思います。船内の装飾は凝っており、海賊船らしく砲台や宝箱のオブジェが置いてあります。

甲板の砲台
甲板の砲台

箱根海賊船の基本情報

元箱根港発・桃源台港着の箱根海賊船に関する情報です。

営業時間9:40〜16:30(3月20日〜7月25日の場合)
その他のシーズンは箱根海賊船公式Webサイトでご確認ください。
料金片道:おとな1,200円 こども600円
往復:おとな2,220円 こども1,110円
所在地〒250-0522 足柄下郡箱根町元箱根6-40

※新型コロナウイルス感染防止対策のため2021年4月23日まで特別ダイヤでの運行が発表されています。ご利用を計画中の方は「4月5日〜4月23日までの平日運行ダイヤ」または「4月5日〜4月23日までの土日祝運行ダイヤ」をご確認ください。

他の港からの乗船する場合、その他詳細は箱根海賊船公式Webサイトでご確認ください。

元箱根エリアは箱根湯本駅から比較的アクセスしやすいエリアです。首都圏からであれば、日帰りでも十分に観光することができます。皆さんもぜひ行ってみてください。

なお、電車で新宿駅から箱根湯本駅まで行くのであれば小田急ロマンスカーに乗るのがおすすめです。


小田急ロマンスカーで箱根に行こう!絶対乗るべき展望席最前列を予約する方法
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