初心者でも作れる?人形の服づくりー最近気になるジェニーフレンドVol.3
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初心者でも作れる?人形の服づくりー最近気になるジェニーフレンドVol.3

先日念願のお人形・ジェニーフレンドのティモテをお迎えしました。筆者は人形については初心者なので、試行錯誤しながら楽しんでいるところです。

ヘアケアし、さらさらストレートになったティモテを見て、次に気になったのが洋服です。ティモテにぴったりの服が欲しい。でも、人形の服は値段が高くてたくさん買ってあげられない・・・

買えないなら作ればいいと思い、人形の服を自作することにしました。今回の記事では初心者が人形の服づくりの本を購入し、実際に作ってみた感想をご紹介します。


目次


初心者向け(?)の本を買ってみた

筆者は人形の服をつくるのは初めてですし、裁縫については家庭科の授業で教えてもらったきりです。もう何年もの間、針と糸に触れるのは服のボタンがとれたときだけでした。そこで、まずは作り方と型紙がついている本を購入することにしました。

購入したのは「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」

悩んだ末、購入したのは「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ(関口 妙子箸・グラフィック社)」(¥1,650)です。

はじめてのドール・コーディネイト・レシピ
はじめてのドール・コーディネイト・レシピ

「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」を選んだ理由は、他の初心者向けの本よりも服のデザインが可愛かったから。この一言に尽きます。

「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」の第一印象

正直なところ、本のタイトルに「はじめての」と書かれてはいるものの、初心者の筆者には難しそうな内容だと思いました。だって表紙はブラウスとタックスカートです。作れる気がしませんでした。

しかし作るからには自分の好きなものを作りたいのです。そうでなければやる気なんて出ません。もっと作りやすそうに見える他の本からそっと目を逸らしました。

初心者でも作れるのか確認しようと思った

自分のスペックをふまえると、最初から完璧なものが作れるとは到底思えませんでした。先に道具と材料を揃えようかとも思いましたが、結局作れなかったときに後悔するような出費をしたくはありません。

そこで最初の1着は本が求める裁縫スキルと自分の裁縫スキルにどれくらいの差があるのか確認するために作ろうと思いました。

■作るもの
ワンピース(難易度★☆☆☆☆)

■今回のルール
・材料と道具は家にあるものを使用する
・制限時間を決めておこなう(今回は3時間)
・必ず作りきる

材料は家にあったオーガニックコットンのはぎれ。道具は小学生のときに買い揃えたものを使用しました。ミシンなんてもちろん持っていません。

明らかにおすすめできない生地と道具です。もう少し扱いやすい材料や道具が欲しいと思いましたが我慢しました。

使用した材料と道具
使用した材料と道具

制限時間を決めたのは、悩む時間を最小限に抑えたかったからです。本の情報だけでどこまで作れるのかを知りたいとも思っていました。わからなかったことは後から調べればいいという楽な気持ちで作り始めました。

作ってみた。出来上がりは・・・

試作品のワンピースを着用
試作品のワンピースを着用

結果はご覧の通りです。制限時間の3時間ぎりぎりでワンピースを作り終えました。襟ぐりの見返しの生地が分厚いので首まわりがすっきりしていない、手縫いのステッチが雑というマイナス点はありますが、本の説明通りに作れているのではないかと思います。

つまり初心者でも人形の服を作れました!「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」が求めるスキルと筆者のスキルには大きな差はなかったということです。

本来は後ろあきに2箇所ビーズをつけるが革紐で代用
本来は後ろあきに2箇所ビーズをつけるが革紐で代用

「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」の感想

筆者が「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」を見ながら1着作ってみた感想をご紹介します。本の購入を迷っている初心者の人はぜひ参考にしてください。

初心者に優しい写真の多さ

まず襟ぐりの見返しをつけます(「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」から引用)
まず襟ぐりの見返しをつけます(「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」から引用)

実は「見返し」という単語を初めて知りました。本の説明が「まず襟ぐりの見返しをつけます」で始まったので最初から戸惑いましたが、写真があったのですべきことは理解できました。

その後も「身頃」や「後ろあき」など度々わからない単語が出てきましたが、各工程に写真があったので進めることができました。

画像で「後ろあき」を説明(「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」から引用)
画像で「後ろあき」を説明(「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」から引用)

もし「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」でつまづいてしまった初心者の人がいたら、じっくり写真を見ることをおすすめしたいと思います。

服の掲載数は一見少ないが「ちょうどいい」

作り方が載っている服は9種類。最初は本の厚さに対して服の種類が少ないと思いました。

■「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」で作れるもの
ワンピース、ハーフパンツ、タックスカート、ブラウス、タンクトップ、かぼちゃパンツ、ソックス、トートバッグ、テーラージャケット

しかし、トップスからボトムス、バッグやソックスといった雑貨に至るまで、一通りの型を学べるようになっています。もちろん、9種類全て作れるようになったら、どんな服でも作れるようになっているわけではありませんが、最初に学ぶべき内容なのかもしれません。

本のまえがきにも書いてあるように、本を参照する目的が「人形の服作りの基本を身につけること」なのであれば、9種類という数は本の途中で挫折することを防ぐ、多すぎず少なすぎない「ちょうどいい」数なのではないかと思います。

全ての情報が載っていないのは当たり前

「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」には服の作り方だけでなく、裁縫に関する基本的な情報も載っています

例えば玉結びや玉止め、波縫いといった情報は多くの人にとっては既知の不要な情報でしょう。一方で、製作工程にある見返しやダーツをつける理由は説明されていません。

マンツーマンの授業ではないのですから、全ての人のレベルに合わせた情報を過不足なく掲載することは不可能です。自分が知らない、わからないことがあってもすぐに本のせいにするのはナンセンスです。

ちなみに見返しやダーツについては、その場では理由がわからなくても、製作を進めていくと自ずと理解できるようになっています。とりあえず本を信じて進めてみればいいのです。

もちろん、手が止まってしまいどうしても先に進められない場合、今すぐ理解してもやもやを解消したい場合にはGoogle先生に聞いてみる(インターネットで検索してみる)のもよいと思います。

まとめ

筆者は本を使用して1着作ったのみなので、まだ 「はじめてのドール・コーディネイト・レシピ」をみなさんにおすすめできるか否かの結論を出すことはできません。ただ初心者でも人形の服を作れることはお示しできたのではないかと思います。筆者のように人形の服を作ってみたいと思う初心者の人がいたらぜひチャレンジしてみてください。

昔懐かしの裁縫道具
昔懐かしの裁縫道具

今回の服はミシンがあればもっと早くできたと思います。ああ、ミシンが欲しくなってきた・・・!

※ちなみに後日ミシンも買いました

→記事「初心者でもミシンで作れる?人形の服づくり」もチェック

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